就職活動の採用試験も、企業によっていろいろと分かれてきます。
特によく出題されるSPIに関しては、SPIは、SPI2からSPI3にリニューアルして、テストセンターでも、筆記のマークシート記入も、SPI3を実施している企業が多いと思います。
2012年末まで実施されていたSPI2と、2013年から始まったSPI3の違いは、「適性検査」の分類が加わっただけのようですね。
SPIやwebテストの科目は、「言語(国語)」と「非言語(数学)」の2科目で、短い試験時間の中で、早く正確に問題を解くことが要求されます。
特に数学に関しては、出題範囲も広くて、苦手意識を持っている方も多いと思います。
大学入試や大学に入ってからも、数学の勉強をしてこなかった方には、ちょっと拒否反応を起こす試験ではありますが。
問題集をしっかりやりこんでおけば、それなりに問題も解けるようになります。
数学の勉強の仕方は、同じ問題を何度も解いて、解き方のコツを覚えることです。
対策本や問題集の問題を3回か4回ぐらい、繰り返しといて、問題の解き方をからだで覚えてしまいましょう。
数学などの問題は、解き方のパターンも決まっていますので、それを知っているかどうかなんですよね。
また非言語の対策をするにあたっては、出題傾向の高い問題から取り組むことも大切です。
まずはそこを重点的におぼえていって、それをひととおりこなしてから、時間に余裕があれば、出題傾向の低い問題に取り掛かるほうが、効率がいいです。
問題集も最初から最後まですべてやりきるよりも、出題傾向の高いところをまずはつぶしていきましょう。
出題範囲が広すぎるときは、すべてをカバーしようと思っても時間がなくて無理です。
学校の教科書を勉強して「基礎から固めていこう」なんてことをしていても、これもまた時間も無駄です。
苦手だと思っている人には、その人なりの克服の仕方があるはずです。
「満点など無理だから、せめて最低限の点数さえ取れればいい」と戦略を立てて、それに見合った勉強をしていきましょう。
でもそれなりに勉強する時間を取って、できる問題が出題されたら、その取りこぼしがないように注意したいですね。
また試験でも説明欄に「分からない問題があったら飛ばしてください」などの記載があったら、無理にヤマカンで答えを埋めることはしないで、そこはあとまわしにして次の問題に行きましょう。
特に指示がなければ、すべての問題に解答しても大丈夫です。
SPIの問題は時間配分をしっかり行ってテンポよく解答していきましょう。
数学の問題が苦手で、ほとんど問題が解けないという方も、 時間をかけて対策すれば、それなりにいい点数は取れるはずです。
数学はなんといっても、「解き方の暗記」がコツですから。
本番で高得点が取れるように、ぜひがんばってください。^^
■試験対策はいつからやったほうがいいか?
就活の筆記試験やwebテスト対策は、試験の直前になってあわてないように、前もって準備しておきましょう。
はやい人は大学3年の夏休み頃から、試験対策に取り組んでいますが、何も対策などしないで、そのまま企業の試験を受ける人もいます。
それで問題が解けなくて試験で足切りになって落ちる人もいます。
勉強してなくても問題を解ける人はいますが「自分は何もしなくても大丈夫」と思わずに、最低限どんな問題が出るのかぐらいはおさえておいたほうがいいでしょう。
人によってどれだけできるのかは違ってきますが、対策といってもSPIやその他、すべてのテストをすべてやらなくてもいいのです。
ネット上にも企業・業界ごとに、どんな試験が出るのか企業別の情報が載っていますので、それを参考にして、志望する企業の試験の対策をすればいいですし。
アマゾンで検索すれば企業ごとの試験の傾向や対策を載せた本があります。
筆記試験やwebテストも、どんな対策本や問題集を使えばいいかものっていますので参考にしてみてはどうでしょうか。
もしくは就活を終えた先輩や友達から、企業ごとの対策や、おすすめの本を聞くのもいいですね。
また対策本を買うときは実際に本屋にいって、その本の中身を確かめてから購入したほうが間違いはありません。
他の人がすすめる本でも、ときには自分に合わないものはありますので、自分でよく確認しましょう。
また対策本や問題集は何冊も手を出さずに1冊の本をくり返し見直して、何度も問題を解いたほうが力になります。
問題の傾向や解き方もわかってきますからね。
本番で試験の問題が解けなくて結果がボロボロでショックを受ける方もけっこういます。
「自分は大丈夫」と思わずに、どんな問題が出るのかそれだけでも確認してみましょう。
それを見て不安や苦手に思ったら、しっかり勉強しておきたいですね。
■筆記試験で必要になるもの
今は、携帯電話やスマートフォンで時刻を確認する人も多いと思いますが、就職活動では、腕時計をしていって時刻確認することをオススメします。
筆記試験のときなどは、携帯電話やスマホをちらちら見ていると、カンニングと疑われてしまう可能性もありますし、実際に人前でスマホを取り出して時間確認する行為は、あまりいい印象をもたれません。
試験のときだけでなく就活のいろんな場面で腕時計は必要になってきます。
行った先の試験会場に時計などが壁にかかっていない場合もあるかもしれません。
また会社の人事担当者の前でスマホを取り出すのは、あまりオススメできません。
腕時計を持っていない人は「就活用」の腕時計を用意しておきましょう。
ブランド物の腕時計でもいいですが、ホームセンターに売っているような2000円ぐらいの値段で買える、地味な腕時計で十分です。
どのメーカーでもいいですし就活のためにわざわざ値段の高い腕時計を買う必要もありません。
男性も女性も、色は黒系の地味なものでいいのです。
腕時計は用意しておきましょう。