2016年卒の方は、昨年より就活の時期が3ヶ月ずれて、今年の2015年の3月からスタートになります。
3月1日から企業のエントリーが始まり、企業説明会やエントリーシート(es)の提出、8月から面接が始まり内定が出るのが9月あたりからになるでしょう。
今からでも企業・業界研究、試験対策やes・面接対策など今からできることもしっかり準備しておきたいですね。
■ 就職活動の忙しさを分ける要素は?
1年先輩の2015年卒の方は、就活解禁が2013年12月1日でした。
12月になって、就活生はみんないっせいに忙しくなったかというと、そうでもありません。
年末というせいもあってか、けっこうのんびりしている人もいますし、本格的に忙しくなってきたのはesの提出が始まる年明けの2月あたりからでしょうか。
この時期は企業説明会がおこなわれて忙しくなりますし、毎日のように説明会に出かけた人もいるでしょう。
2016年卒の方は、学校の授業とかぶるかもしれませんが、その時期から忙しくなるでしょう。
単位をとっていない方には厳しいかもしれませんが、計画的にスケジュールを立ててみてください。
人によって就活のやり方はさまざまで、どれくらい忙しくなるのかは、かなり差は出てきます。
忙しさを分ける決定的な要素は、「選考する企業の数」でしょうね。
1社ごとに企業説明会を受けて、履歴書やesを書いて、試験を受けて、面接も何回も受けなければいけません。
それだけでやることも多いし、かなりの時間を使うことになります。
それが1社増えるごとに、忙しさも増してきます。
特にesの作成は、企業ごとによって質問内容も違って、簡単な回答で済ませるわけにも行かないし、1社のesを書き終えるのに相当な時間がかかることもあります。
数打ちゃ当たる作戦で、esを提出して50~60社も選考を受けようとすれば、いくら時間があっても足りませんし、1社ごとにかける時間も少なくなってくるでしょう。
それが原因なのか、数多く受けたにもかかわらず、夏になっても内定ゼロという方もいます。
就活できる時期も限られていますし、自分が就活に割ける時間も労力も限られてきます。
その辺を意識して、就活できるかにもかかってきますね。
■ 忙しすぎて集中力を欠くことも
学校の授業やゼミなどもありますし、お金が必要でアルバイトしている人もいるでしょうし、就活ばかりではなくて、息抜きする時間も必要ですよね。
自分ができる許容範囲以上の仕事を欲張ってしまうと、ひとつひとつのことが中途半端になってしまって、それが原因で数多く打ってもあたらないという結果になってしまいがちです。
一生懸命やっているのに内定が出ないと、徐々にやる気が出なくなってリタイアしてしまう人もいます。
忙しすぎて気持ちが磨り減らないような配慮も必要ですね。
また時間やお金の許す範囲で、合同・個別説明会に出向いて、積極的にいろんな企業を見てまわりましょう。
後で志望先をしぼりこむのも大変ですが、多くの企業を見聞きする事で、自分のやりたいことの選択肢の幅が広がります。
自分が行きたいと決めている業界や企業だけでなく、多少は興味のあるところも見てまわったほうがおもしろいですよ。
就活中に志望する業界や企業が変わってしまうことは、よくあることですので。
その上で、しっかり志望先の企業を絞って10~20社ぐらいの選考を受けるようにすれば、時間には余裕が出るでしょう。
それに数を絞り込むことによって、企業研究などは1社に割ける時間も増えて、結果としてそれが選考にも響いてきます。
実際に選考を受ける企業を徹底的に分析して、esの作成にも時間をかけて、面接で聞かれても充分答えられるだけの情報を持っていくことで内定がもらえる率も高くなります。
選考に進む企業をどのくらいの数にするのかは、就活生によって違ってきますので、上の数字はあくまで目安ですが。
競争率の高い大企業ばかり狙いに行くのではなく、滑り止めの企業もしっかり考えて、内定がゼロのままであせって就活することがないようにスケジュールもしっかり立てましょう。
持ち駒の数を気にするのも大事ですが、内容の質を上げることもお忘れなく。
ただ就活も、忙しければいいってものでもありません。
ちゃんとやることをやっていて、忙しくないと感じているのであれば、それでいいと思います。
何よりも志望先の企業から内定をもらうことが一番の目標です。
狙ったところは必ず打ち落とせるように、準備は抜かりなくやっておきたいですね。