新卒の就職活動でも、最初に応募者にエントリーシート(es)や履歴書の応募書類を書いてもらって、それを元に次の面接などへ進むというかたちの選考をおこなう会社が多いです。
書類選考なしで、履歴書を面接のときに持参するようになる企業もありますけどね。
企業によって書類選考の方法も、それぞれ変わってきますが、応募する人が多ければ多いほど、面接するのも大変ですので、
応募書類を送ってもらって、その中から次のステップに進める人を決めるようになります。
■送られてきた応募書類をどうやって選考するか
企業によっては、応募書類では不採用にしないで、次のグループ面接やグループディスカッションで大きく人数を絞るという企業もあります。
esや履歴書だけでは、その人のことはよくわからないから、応募してきた人に会ってから、そこで決めるというやり方なのでしょう。
書類選考の仕方も、いろんな企業を調査したわけではないので、よくわかりませんが。
何百通という応募書類が送られてくれば、それをひとつひとつに、しっかり目を通すなんてことはしないと思います。
ある程度ルールを決めて、それにそぐわないものはそこで脱落ということになります。
なので、パッと見た感じで「これはダメだな」と判断されたものからどんどん削られていくのですね。
書類選考の次のステップに進める人数も、あらかじめ決めていることもありますので、ひと通り書類を選別したら、もう一度選考に残った書類をじっくり見て、またその中から通過できる書類をまた絞り込むような感じでやっていることと思います。
私の会社ではそんな感じですね。
esや履歴書を見る点も、それぞれ変わってくると思います。
esや履歴書の書き込む項目の空白が目立っていたり、文字数が指定されていても1行ぐらいしか書いてなかったり、何も書いてなければ、その場でアウトになってしまいます。
それはどこの企業でも同じだと思います。
志望動機にしても、しっかり書けているかどうか以前に、文字のボリュームによって判断されてしまうこともありますので、注意しましょう。
あとの選考に通らない理由としては、字がきれいにかけているかどうかとか、esや履歴書を書き直せる用紙や時間があるのに、誤字脱字のある応募書類をそのまま送ってきたりとか。
その場合は、きれいに誤字脱字のない書類を書いて郵送するようにしましょう。
■学歴フィルターの対策として
また、大学や学部の名前で機械的に分けてしまっている企業もあるでしょう。
志望先の企業に学歴フィルターがあるかどうかは、外からは分かりませんので、その辺は運に任せるしかありません。
その企業の採用実績を見ると、ある程度はどの基準でしぼっているのかが分かる企業もありますけどね。
あとは自分の大学のOB・OGの進路先も、ひとつの参考として調べてみることもオススメします。
大学の先輩が勤めている企業だったら、学歴による選考は心配しなくても大丈夫ですよね。
またひとつの傾向としては、esの質問の項目が、ほかの企業にはない珍しい質問で、書くのがちょっとめんどくさかったり。
あるいは書く欄が多かったり、指定された文字数が多い企業などは、応募者も減って書類の通過率も高くなるということも聞きます。
通らないときは、そうした企業のesに力を入れてみることも、いいかもしれませんね。
esや履歴書が通過したあとも、それが面接で質問される材料になりますので、おかしなことは書かないようにしましょう。
esや履歴書の内容が、面接で質問されることも想定して、応募書類を書いたほうがいいですね。
書類選考で落ちることもけっこうありますので、そんなときはあまり落ち込まずに、運が悪かったと思って次へ行きましょう。