就職活動の書類選考のために、企業にエントリーシートを出したあとや、面接が終わってから1週間以上待っていても結果の連絡が来ないときがあります。
第一志望などの企業だと、結果を待っている間も落ち着かないですし、いつまで待っていればいいのかわからないと焦りますよね。
企業の選考の仕方もそれぞれ違うと思いますが、選考の結果の通知が遅くなる理由というのは・・・
■結果の連絡が遅れてしまう理由
エントリーシート(es)や履歴書などの書類選考の結果や、面接の通過のお知らせや、最終面接の結果の通知などは、企業によってどのくらいの時間がかかるのかは、それぞれ違ってきます。
応募人数が少なければ、その分だけ結果も早く出ると思いますが、応募人数が多ければ多いほど人を選ぶのに手間取って、結果を知らせるのが遅くなることはあります。
企業ごとにやり方も変わってくると思いますが、書類選考は期限の締め切りが来てからesなどの内容を確認しますし、面接もすべての応募者と面接してから結果を出します。
esを早く出した人が有利にならないように配慮したり、何人かの人事担当者で書類選考や面接を行って、意見の偏りがないようにもしています。
その時点で、けっこう時間をかける企業もあるでしょう。
そして合格者と不合格者に分けて、それぞれに結果を通知します。
ただ合格者の中には、次の選考は受けないことを申し出てきたり、内定を辞退する人も出てきます。
そうなると不合格者の中から、新しい合格者を選ぶようになります。
その場合、新しい合格者の結果の連絡は多少遅れるようになります。
2週間とか3週間遅れて合格の通知が来たということは、繰り上げ合格の可能性もありますし、ほかの遅れた要因もあるのかもしれません。
別の仕事が忙しくて選考に時間がかけられなかったり、決定権のある人が不在だったり、合格者をどの人にしようか迷って結果が遅れることもあります。
企業内での連絡が遅れてしまって、それが結果の通知の遅れになってしまうなど、いろんな理由で遅れてしまうことはあります。
ただ結果が来るのが遅くても合格になることはありますので、焦らずに待ちましょう。
■不合格者には連絡がいかない場合もある
書類選考や面接でも「○月○日までに連絡がない場合は、不合格ということでご了承ください」と言ってくる企業もあります。
要するに、合格者には連絡がいくけど、不合格者には連絡はしないという方法ですね。
企業側も応募数が多くて不合格者になる人が多いときは、ひとりひとりに連絡するのも大変です。
連絡したときに「不採用になった理由を教えてください」と食い下がられても説明にこまるので、こうした方法をとることもあります。
「サイレントお祈り」とよばれる、不採用の結果を伝えるメールぐらいは送ったほうがいいのですが、メールアドレスを打ち込んで送るとなると、手間がかかりますし間違えて違う人に送ってしまう可能性もあります。
そして合格者への対応のほうが優先されてしまって、不合格者への対応は後回しになってしまってやらないということもあります。
不合格になった人には冷たい方法ですが、企業も人手や時間を割けない事情もあるのでしょうね。
■結果はいつまで待てばいいの?
合否の連絡が来る場合は、「いつごろまでに来るのか?」「どういった方法で知らせてくれるのか?」は確認しておきましょう。
「結果は1週間後に電話でお知らせします」とか「今週中にメールでお伝えします」と期日を知らせてくれる企業もあります。
面接のときは目の前に人事担当者がいますので、面接の結果がいつまでに来るのか教えてくれなかったときは、面接の最後の質問で、
「今日の面接の結果は、いつごろまでにいただけるのでしょうか?」
と聞いてみてもいいと思います。
「○日後にお伝えします」と言ってくれた場合、その日が来ても結果が来ないときは、企業の担当者に問い合わせてみてもいいですね。
また「結果は後日伝えます」といった、期限を言わないあいまいな答えが返ってきたときは、結果が来るまで待つしかないです。
それでもずっと待っているわけにもいかないので、おおよその目安で2週間は何も音沙汰がなかったら、こちらから連絡して聞いてみてもいいでしょう。
「まだ選考中です」とか「もう少しお待ちください」という返事が来るかもしれませんが、問い合わせすること自体は失礼ではありません。
結果を早く知りたくて、何度も催促の電話をするのは迷惑ですが、結果が全然来ないときは連絡してみましょう。
■企業への問い合わせの仕方
合否の結果の聞き方としては、電話をかけて聞くのが一番手っ取り早いです。
問い合わせをするときは、応募した企業の人事担当者あてに電話をかけてみましょう。
企業に電話をかけると「はい、○○(会社の名前)です」と社員の方が電話に出ます。
そうしたら「私、○○大学の△△と申します」と、まず学校名と自分の名前を名乗ります。そのあと、
「書類選考の件で(先日、御社(おんしゃ)で受けました面接の件で)お伺いしたいことがあるのですが、採用担当者様はいらっしゃいますでしょうか?」でいいと思います。
そして採用担当者が電話に出たら、「私、○○大学の△△と申します」
「○月○日に御社に送りましたエントリーシートの選考の結果をお伺いしたいと思い、お電話しました」
もしくは、
「○月○日に御社で受けました面接の結果をお伺いしたいと思い、お電話しました」
まだ結果が出ていないといわれたときは、いつ頃結果が分かるのか聞いてもいいですね。
メールで問い合わせする場合の文章は、
件名:書類選考(面接)の結果の問い合わせ
本文:
○○株式会社
採用担当者様お世話になっております。
○○大学△△(自分の名前)と申します。
先日送付しましたエントリーシート(○月○日に受けました面接)の合否の結果確認の件でご連絡いたしました。
お忙しい中、大変お手数ではございますが、ご連絡をいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
といった文章でいいと思います。
上のメールの文章は、加筆修正して使ってもらって構いません。
■結果が来るのを待っている間にできること
新卒の就職活動のときは、いくつもの企業にエントリーして、応募書類を送ったり面接を受けていると思います。
志望度の高い企業からの結果の連絡を待っている間、ずっとそのことを気にしてばかりもいられないですよね。
自信があっても選考の結果はどうなるかわからないものですので、興味のある他企業も同時に応募して、保険をかけておくことをオススメします。
他企業の選考に集中することで、本命の企業からの返事を待っている間も気がまぎれます。
万が一、志望度の高い企業に受からなかったとしても、ほかの企業から内定をもらうことができれば、就職浪人になることは防げます。
またそれほど就活する予定がないときは、自分の好きなことをしてリラックスしたり。
友達と遊びに出かけて、あまり結果のことを考え込まないようにしてみてもいいですね。
企業から結果の通知が来ないと、気持ちもあせって落ち着かないこともありますが、何とか気を紛らわせて就活を乗り切ってくださいね。