新卒の就職活動で必要になる書類は主に、「エントリーシート」や「履歴書」などです。
でも中には求人の必要事項に「履歴書、職務経歴書を郵送してください」と書いてあるものもあるようです。
新卒の就活なのに「職務経歴書」の提出を求められると困ってしまいますよね。
そんなときはどうしたらいいのか?
■新卒なのに「職務経歴書」が必要になるのはなぜ?
基本的に「職務経歴書」は、転職活動をおこなうときに、履歴書と一緒に応募先の企業に提出するものです。
ですので新卒採用のときは、職務経歴書の提出は必要ありません。
職務経歴書は文字通り、「これまでの自分の職歴を詳細に書いたもの」ですので、職歴のない新卒者が書けるものではないですよね。
以前は職歴といえば「正社員としてはたらいてきた経歴」だったのですが、最近は非正規雇用も増えてきました。
それに対応する形で派遣社員や契約社員、パートやアルバイトなど働いた経験があれば、それを職歴として履歴書や職務経歴書に書くようにもなってきました。
もしかしたら企業によっては、在学中におこなっていたアルバイト歴を書かせるところもあるかもしれません。
在学中のアルバイトは職歴とみなしませんが、そういう場合にはアルバイト歴をしっかり書いておきましょう。
学校を卒業してから、正社員やアルバイトなど何らかのかたちで働いた経験があれば、それが「職歴」としてみなされます。
■不明な点は企業に問い合わせてみましょう
おそらくですが、「職務経歴書が必要」と書いてある新卒の求人は、中途採用の求人と混同している可能性もあります。
新卒採用だけでなく、同時に中途採用もおこなっている企業であれば、人事担当者は一緒に考えている場合もあります。
職務経歴書が必要なのかわからないときは、電話やメールなどで企業に問い合わせてみましょう。
自分で勝手に判断しないで、わからないことがあったときは直接聞いてみるのが一番です。
その企業に電話をかけて、採用担当者の方に代わってもらい
「新卒の求人に申し込みたいのですが、求人に職務経歴書が必要と記載がありました。職務経歴書は必要なのでしょうか?」と聞いてみましょう。
おそらく「職務経歴書は必要ありません」という答えが返ってきます。
職歴を書く必要ないとわかったときは、履歴書の「学歴・職歴」の欄は、これまでの学歴のみを書いておきましょう。
そして学歴の下のところへ「職歴なし」と書いておいてもいいですね。(書かなくてもいいですけど)
新卒採用なのに、職務経歴書を求められたときは、そのように対応してみてください。